若返り薬の実験に成功!発毛効果も確認される
「若返り薬」という言葉で、皆さんは何を想像しますか?私は昔読んだ「人魚の森」や、今話題になっているweb漫画の「ReLIFE」に出てくるような、非現実的な物を想像しました。
しかし、その薬が今、現実のものになりつつあります。 なんと、若返り薬の動物臨床実験に成功したと発表があったのです!
若返り薬のマウス実験の成功
オランダにあるエラスムス大学メディカルセンターの研究チームが、科学誌Cell発表した研究成果がいま、世界中で話題となっています。 それは、「若返り薬のマウス実験の成功」です。
実験内容
若返り薬の実験には、人間の年齢で言うと90歳ほどの、高齢のマウスを使用しました。生き物の体内にある、既に細胞分裂が終わった細胞「老化細胞」は、加齢とともに体内に蓄積され、更に炎症を引き起こす化学物質を放出することにより、老化に関係することが疑われています。
そこで、エラスムス大学の研究チームは、老化細胞を減少させる薬を開発しました。その薬は、投与した対象の体内の老化細胞のみを殺し、体外に洗い出す作用があります。
マウスに投与した結果
実験薬をマウスに週3回のペースで与えた結果、高齢のマウスの肝機能が回復し、なんとケージ内に置かれた運動用の車輪を使用し走る距離が、薬を投与する前と比べ倍増しました。
また、研究チームが予想していなかった「体毛が増加しフサフサになる」という効果も表れたそうです。
副作用の可能性
マウスによる実験を1年続けた時点では、まだ副作用は確認されていないそうです。また、老化細胞「のみ」を選択して殺していることも確認されており、正常な組織には一切影響がないことも確認されています。また、老化に伴う骨粗しょう症などの症状には効果がないそうです。
ネットでも話題に
若返り薬の動物での臨床実験を受け、ネット上では
「人体実験の際はお金はいらないから俺が被験者になる」
「もう時間がないから実用化を急いで」
「髪の毛には効くの?」「これで俺もサイヤ人になれる」
「体毛より頭髪はどうなんだ?!」
などの声が寄せられ、Twitterや掲示板を中心に注目を浴びています。
人体への応用に期待
マウス実験の成功は、若返り薬の実用化への大きな一歩と言えると思います。人間に応用できると証明され、一般に販売された暁には、平均寿命の変化など、世界はどのような変化を遂げるのか、まるで漫画の世界の様な想像を繰り広げてしまいます。
ですが、私が注目しているのは若返りの部分よりも、「ネズミの毛がふさふさになった」ということです。
そう、その発毛力を人間の頭に応用することが出来れば、きっと私たちの薄毛の悩みも改善されるのではないでしょうか。
いつか育毛剤が不要になり、薬1つでフサフサになれる世界なんて、素敵ですね。 …そのためにも、私が生きている間に実験が良い方向へ進んでくれることを望むばかりです。
若返り薬が発売を夢見る今は、今日も変わらず育毛剤の使用でフサフサをめざし、育毛に取り組む日々です。