「メラニズム」は黒く神秘的

こんにちは!

以前に執筆した記事で「アルビノ」についてご紹介しましたが、今回はメラニズムについてご紹介いたします。

 

メラニズムとは

メラニズムアルビノと同じ、動物学において、メラニンの生合成に関わる遺伝情報に関わる疾患のことを指します。

 

アルビノは、光合成に関わる遺伝情報に欠損があり、先天的にメラニンが欠乏しているため、見た目が髪や体毛や皮膚は白く、目が赤いのが特徴です。

詳しくは下記にまとめてあります。

生まれつき白い髪「アルビノ」をご存知ですか? - papahage39の育毛日記

 

メラニズムアルビノの反対で、メラニンの生合成に関わる遺伝子に問題があり、生まれつき黒い色合いが発生しやすく、髪や体毛、皮膚までも黒いのが特徴です。

メラニズムは人間だけでなく動物にも

アルビノと同じく、メラニズムは人間だけでなく動物界にも存在します。

 

アルビノの動物は真っ白の毛色をしているため、神々しさがあります。

反対に、メラニズムは漆黒の毛色をしており、かっこよさが半端ないです。

 

アルビノメラニズムどちらも人間に現れることのある症状です。

動物にも、ゾウやニワトリ、カメやヘビ、ザリガニやカエルなど、いろいろな動物でメラニズムの症状が見られおおり、メラニズムの馬なんか芸術作品のようです。

matome.naver.jp

自然界でのメラニズムは目立つ

メラニズムアルビノと同じく、自然界では目立つ存在です。

 

動物たちも「目」で獲物をみて狩りや、天敵から身を守ったりして生活しています。

肉食獣が目立つということは、捕食する相手に気取られやすくなり、草食獣は逆に風景にとけこむことができず、肉食獣に狙われやすくなります。

 

メラニズムの子ゾウを母親のゾウが守る姿、メラニズムのライオンが群れに溶け込めず孤立しているケースも報告されています。

目立つ毛並みの色は、野生で生活するには難しいのかもしれませんね。

白変種と黒変種

アルビノメラニズムは、メラニン生合成の遺伝情報に関わる疾患により突然おきる症状です。

そのため、親から子へ遺伝することはありません。

 

しかし、毛並みが白いホワイトタイガーは親子でいることをよく見かけるので、おかしいなと調べたらアルビノのように突然変異ではなく、遺伝子が確立された「白変種」というものだそうです。

白い毛並みなどの遺伝子が確立されているため、突然変異の白いトラではなく「ホワイトタイガー」という種が遺伝されるそうです。

白変種はアルビノと違い、メラニン色素を作ることが可能なので、目や唇に色があるのが特徴です。

 

黒い毛並みがかっこいい黒ヒョウやジャガーでも黒い個体をちょくちょく見かけるので、「黒変種」かと思いましたが他の種に比べて頻繁にメラニズムが発生するだけで、遺伝はしないため種としては確立されていないそうです。

しかし、トサカも口の中も肉や内臓に至るまで真っ黒なニワトリ、「アヤム・セマニ」は遺伝しているので黒変種と言っていいでしょう。

まとめ

メラニズムアルビノどちらもキレイに見えますが、色々な社会問題や日光に弱いなどの身体的な問題を抱えています。

どちらも見かけることはなかなかありませんが、もし出会った時には毛や肌の色は個性のひとつの個性として理解を深め、対応できたらいいですね。