困った時の「髪」だのみ

進行していく薄毛や抜け毛。だったらいっそ、神を信仰してやろうではないか。

 

という事で、本日は京都府の「御髪(みかみ)神社」日本で唯一、髪にご利益がある神社を紹介します。

御髪神社

百人一首で有名な小倉山の麓にある御髪神社。髪にご利益があるため、薄毛・抜け毛に悩む人たちや、美容師、国家試験を控えた美容師のたまご達が参拝に来ます。

歴史

御髪神社は、京都の理美容業界の人たちにより、昭和36年に建てられました。

ご最新は、鎌倉時代の実在の人物、藤原 采女亮政之(ふじわら うねめのすけまさゆき)公です。

藤原采女亮政之は、今の理美容業の起源となる「髪結い」を始めた人物です。彼の店の床の間に、天皇を祀る祭壇があったため「床場一床屋」という呼び名が定着し、「床屋」の語源にななったという説があります。

ご利益

やはり一番多い参拝客は、理容美容業界の関係者と、薄毛・抜け毛に悩む人たちです。その他にも、髪を美しく保ちたい人や、「頭の神」として受験生が合格祈願の参拝にも来るそうです。参拝客の中には、植毛をするために愛用していたカツラを奉納しに来る人や、「髪が生えた」とお礼参りに来る方もいるそうなので、ご利益にあやかりたいと期待してしまいます。

神社のみどころ

それでは、神社を参拝した際チェックしたいポイントを紹介します。

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髪で有名な各社の玉垣

朱塗りの玉垣には、神社に参拝し奉納をした髪の毛の関係各社の名前がズラリと並んでいます。「いち髪 カネボウ株式会社」「株式会社 リーブ21」「株式会社 アートネイチャー」など、もしかすると自分の愛用するメーカーの名前も並んでいるかもしれません。

特別なお参り方法

この神社では少し変わったお参り方法があります。その名も「献髪(けんぱつ)」。

普通の神社では初穂料として金銭をお納めし、昇殿して玉串奉納を行うなどしますが、御髪神社では神職の方に自分の髪を少し切って頂き、切った髪を「御髪献納」と書いた袋に納め、髪塚と呼ばれる石の塚に髪をお供えします。献納された髪の毛は日々神官によって祈拝を受けます。

圧巻の絵馬たち

御髪神社の絵馬は、つげ櫛がモチーフになっています。

「大好きなお兄ちゃん。ずっとかっこいいままで…。これ以上、抜けませんように」>

「せめて四十までハゲませんように。国家試験に無事合格しますように」

「この世から薄毛と戦争と上司のいじめがなくなりますように」

「現状維持で」「もっと毛がほしい!!」

など、様々な人達の願いをのせています。

オシャレなたくさんの種類のお守り

御髪神社には様々な形のお守りです。

布に「合格祈願」と金の刺繍が施された合格守、化粧箱に入った、ハサミがモチーフになっている巨守、

透明なケースに「御髪神社」と木の板が入った福髪守、布に金の刺繍が施された美髪守、

つげ櫛がモチーフになった、鈴と小判がついている御櫛守、そして黄色の毛束がついた、房々守

種類も豊富なオシャレでかわいいお守りや、遊び心を忘れない「房々守」など、ついこちらの目を引く素敵なものばかりです。

 

房々守、持っているだけで髪が生えそうです。私も思わずほしくなってきてしまいました。

嵐山駅から徒歩8分、アクセスも悪くありませんので、家族サービスや旅行などにぜひいかがですか。私はその日までに、献髪用の髪をはやすため、育毛剤でケアに取り組もうと思います。