ハゲでビジネス
無情にも髪がなくなってしまった頭。「どう隠そう」「どう増やそう」と、私も含めふつうはハゲた頭を隠そうとします。
しかし、そのハンデを逆手に、ハゲ頭を使ったビジネスを始めた人がいます。
ハゲ頭を広告スペースに
アメリカ・テキサス州に住むブランドン・チコットスキーさん。
彼は自分のハゲた頭をなんと「広告スペース」として売る起業を始めました。
頭にタトゥーを入れて広告
ブランドンさんは、広告のオファーを受けると、その企業のブランドネームやロゴを頭の両側に、消すことができるタトゥーで描きます。そして町中を歩き、宣伝することです。まさに「歩く看板」です。
料金は、2016年7月時点で3時間160ドル。日本円にすると17,000円弱です。
また、歩く他に、看板などを掲げた女性二人をつれ、通行人の目を魅くプロモーションも行っています。
クライアントの希望があれば、頭にペイントをした状態で商品を販売したり、カンファレンスやイベントなどにも参加し、広告をしてくれるそうです。
ハゲ頭で歩くだけでなく、撮影班と共にグループで活動しています。Bald Logoの公式サイトでは、この活動がどういったものか、動画でも紹介されています。
ブランドンさんの経営する、この「Bald Logo」では現在3人の広告役…通称「ハゲ・エージェント」が在籍しており、ブランドンさんと共に活動しているそうです。
とにかく目立つ
例えば、走行中に看板はあまり見えませんし、広告を設置しても、それが目立つ場所じゃなければ設置した意味がありません。
しかし、ハゲ頭にペインティングしてあることで、人が多く集まる場所に出向くことができますし、その物珍しさから勿論目立ち、広告は多くの人の目に留まることができます。
コンプレックスを逆手に取った、まさに「逆転の発想」。
タトゥーは特殊なペイントが施されており、雨や汗でもペイントが落ちることはありません。
この事業を思い立ったきっかけ
ブランドンさんは、若くして自然と髪がなくなってしまったそうです。そこで、
「たくさんの人に、ハゲ頭の美しさを見直して貰いたい」と思い立ったことがきっかけだそうです。
そんな自然と髪がなくなってしまったブランドンさんですが、脱毛症を発症した子供たちに、利益の一部を寄付しているそうです。
面白い試みに人気殺到
このブランドンさんの取り組みは、インターネットを中心に世界で話題になりました。
日本でも、「俺のハゲが金になる!?」「日本でもやるべき」「リーブ21の広告をいれよう」などの声があがっています
現地でもかなり話題になり、問い合わせが殺到したそうです。
「ハゲ」という一般的にはコンプレックスになる部分を逆手に取り、広告業というビジネスに生かす新しい取り組み、素晴らしいですね。
いっそ、残った髪をすべて剃って、広告業をはじめてみようか、という気になります。
日本だと、特に人口が集中する都市の満員電車や観光スポットなど、人が密集する場所がたくさんあります。そこでハゲ頭に広告をのせれば、注目を受けること間違いなしですし、Twitterなんかで拡散して貰えそうですし、効果が期待できますね。
…しかし、私はまだ残った髪に愛着がある為、ウンともスンとも踏み切ることができません。スキンヘッドを計画している方がいれば、ぜひチャレンジしてみてください。