ヘアドネーションって知っていますか?

あけましておめでとうございます!

新年になり髪型を変えて心機一転をお考えの方は、一度「ヘアドネーション」をご検討してみてはいかがでしょうか。

先日テレビをみていたところ、紹介されていて感銘をうけたのでご紹介いたします。

 

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションとは、頭皮や頭髪がなんらかの病気が原因で髪の毛を失ってしまい、髪の毛を必要としている子供たちに医療用ウィッグの原料となる毛髪を間接的に提供することです。

 

ヘアドネーション特定非営利活動法人ジャパンヘアドネーション&チャリティー(JHD&C)が行っているのが有名です。

現在、芸能界でも片瀬那奈さんやダレノガレ明美さん、水野美紀さんなどが自身の髪の毛を寄付したことで注目を集めています。

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ヘアドネーションを知ったきっかけ

何年間前にテレビでオーストラリアに住む男の子がヘアドネーションを行ったという番組を見たのが、私がヘアドネーションを知ったきっかけになります。

 

オーストラリアに住む当時6歳だったクリスティアンくんは、小児がんの子供たちに髪の毛の寄付を募るチャリティーCMをみて興味を持ち、ご両親に説明を受け自らの意志で髪の毛を伸ばし始めました。もちろん彼の目的はヘアドネーションです。

 

しかし、外でよく女の子に間違えられたり、クラスメイトや周りの大人からもからかわれたしたそうですが、彼はおよそ2年半という長期間、髪の毛を伸ばしていたのです。

男の子が髪の毛を伸ばすということは、想像以上に周囲から奇異な目で見られることも多かっただろうに、彼は幼いながら立派な人だ、と思ったことを思い出します。

ヘアドネーションの利点

ヘアドネーションの利点は「人毛」だということです。

世の中に多く流通しているウィッグは化学繊維で出来ているものです。

 

人毛で作られたウィッグと化学繊維で出来たものを比べると、自然な見た目的を考えると化学繊維で作られたものはどうしても不自然さをはらむため、日常使いとしては圧倒的に人毛で作られたウィッグが好まれています。

 

一般的に売られているウィッグは成人女性や男性の頭のサイズに合わせているため幼い子供たちにとっては大きく、また子供用の医療用ウィッグもありますが限られた種類しかなく素材も化学繊維で出来ているものがほどんどです。

JHD&Cが掲げる未来

ヘアドネーションはテレビ番組や芸能人が行ったことで注目を集めています。

注目を集めている今だけでなく、ヘアドネーションという活動を続けていくことが大事なことです。

 

JHD&Cが掲げる未来として、このような理念があります。 「必ずしもウィッグを必要としない社会」 病気や事故で髪をなくしても、クラスメートから奇異な目で見られることなく、これまで通り友達として接してくれる、そんな仲間や友達がいる学校。

https://www.jhdac.org/jhdac.html

多感な時期に、学校での勉強や同じ年頃の子供たちと一緒に過ごす時間はとても大事なものです。娘も幼稚園に通うようになってから親の私たちが、どこでそんなことを覚えてきたのだろうということを話をしたり行ったり驚いています。

 

髪の毛がないということは子供たちにとって大きなストレスとともに精神的ショックを与えます。学校は子供たちの成長にとって欠かせない場所であるため、子供たちが周囲の目を気にすることなく外出したり、学校に復学できる未来になるよう社会が変わるべきだと感じました。