髪型の歴史の豆知識

こんにちは! 5歳になった幼稚園の娘が家内がいないときに、私に「かわいく髪の毛を結んで!」とおねだりをしてくるようになりました。

リボンがついているピンを娘の頭にさり気なく飾るくらいしかできないぶきっちょな私ですが、かわいい娘のおねだりに応えるべく、インターネットで「小さい子供の髪型」について検索してみたところ面白い知識を発見したのでご紹介いたします。

おさげの歴史

「髪型」と言うと、一番に思いつくものが「おさげ」です。 みなさん「おさげ」と聞いてどのような髪型を思い浮かべるでしょうか。 私は髪の毛を三つに編む、「三つ編み」を両肩から垂らすおさげが頭に浮かんでいたのですが、「おさげ」の髪型は時代によって変わるようです。

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私が先程あげた髪型の他、髪の毛を編まず耳の下でふたつに結ぶツインテールも実はおさげと呼ばれるそうです。イメージはドラえもんのしずかちゃんの髪型です。

おさげと呼ばれる髪の毛を編まない二つ結びは昭和の初めから、髪の毛を三つ編みにし両肩からふたつ垂らす結び方は大正初期からあり、世の中に広まっていきました。 鎌倉から室町時代には、後頭部の中心あたりで高くひとつ結びにする髪型、ポニーテールもおさげと呼ばれ主流でした。

ポニーテールのリスク

ポニーテールは確かに可愛いのですが、薄毛をご心配の方にはあまりおすすめしません。 同じ髪型を続けるということは、毛穴に負担をかけることとなるので牽引性脱毛症のリスクをもつことになるからです。

牽引性脱毛とは

牽引性脱毛とは、文字通り、同じ方向に髪の毛が引っ張られ続けると髪の毛の毛根に負荷がかかり、どんどん毛根が弱くなることで髪の毛が抜けやすくなってしまい、脱毛につながる状態のことです。

特にポニーテールは、髪の毛でも弱い部分である生え際をひっぱるから、余計にぬけやすいのでしょう。

 

デッド・オア・アライブならぬ、ビューティ・オア・ヘアです。

おしゃれをとるか髪の毛を取るか、何とも難しいことを天秤にかけられているような気がしますが、私の選択は一択です。髪の毛です。

 

髪型はいくつもありますが、髪の毛を生やすのは大変だからです。 いくらかわいいからといって同じ髪型を続けて薄毛に悩まされるのは意味がありませんよね。

江戸時代の子供の髪型

そういえば余談になるのですが、髪型の歴史をひもといていると、江戸時代末期の子供たちの髪型をみつけたのですが、なんとも言えない気持ちになりました。

 

ひとつは前髪と後頭部の髪型を残して全部ツルツルにする髪型「前髪奴」です。

前髪と後頭部だけしか髪の毛がありません。見た目はかなりのインパクトです。

 

また、他には頭頂部の髪だけ残し、あとはツルツルにする髪型「芥子坊主」です。

頭頂部の髪を筆みたいに少し残してまとめるのが主流だったとか。

まさにドングリです。

 

当時はこの髪型がスタンダードだったと思われますが、今見るとなんだか切なくなります。 髪型が自由になる現代、娘の髪型は可愛く結んであげようと思うのでした。