【人権侵害？】地毛証明書に関する問題まとめ

こんにちは！

今年に入って地毛証明書に関するニュースを見受けることが多くなりました。

そこで、地毛証明書に関する問題や、私個人の意見をまとめてみました。

地毛証明書とは

地毛証明書とは、校則で染髪やパーマなどを禁止しているため、入学してくる生徒に「自分の髪は地毛です」という証明を行う紙を指します。

私も高校時代、髪色が薄い生徒やくせ毛の生徒を対象に、入学時地毛証明書と証拠として幼い頃の写真の提出が求められていました。

当時は特に疑問を覚えなかったのですが、この「地毛証明書」に対し、インターネットを中心に様々な意見が寄せられています。

地毛証明書は様々な高校で利用されています。

朝日新聞の取材によると、全日制の都立高校・170校のうち、全体の57%(98校)が地毛証明書のような、頭髪に関する証明書が「ある」と回答しました。

更に、頭髪に関する証明書を設けている98校のうち、19校が「髪の毛が地毛だと証明する為に、幼い頃の写真の提出」を求めていると回答しました。

この地毛証明書が普及している現状に対し、尾木ママこと尾木直樹さんは

と、問題点を指摘しました。

この意見はインターネットでたちまち拡散され、「地毛証明書は人権侵害？」「写真の提出はプライバシーの侵害？」と議論をよんだのです。

そもそも、学校側はなぜ地毛証明書をの提出を求めるのでしょうか。調べたところ、以下の理由が分かりました。

…など。あまり詳しい理由は判明しなかったものの、最も多い意見は「風紀の乱れの防止」でした。それでは、染髪を行うことによって風紀が乱れるのでしょうか？

私の推測ですが、

という理由から、地毛証明書の提出が根付いたのだと思います。

現に、校則は身なりに関するものが多く、染髪だけでなく制服の着崩し、ピアス、女子生徒のメイクなど、

「法律で禁止されていないけど、”風紀が乱れる”という理由から校則で禁じられていた」

というものが多かった、という印象です。

インターネットで地毛証明書に関して特に争点となっているのは、

の3点のように思えます。

「幼児期の写真はプライバシー侵害」は私も同意します。

元々髪が明るいのに、その証明を求められるのも、疑いをかけられているようでモヤモヤしますね。ハーフの方など、国際化も進んでいますので、黒髪という意識を強制するのもいかがなものかと思います。

しかし一方で、何でもかんでも「人権」を盾に校則を撤廃してしまうと、学校の空気が緩んでしまい、学校本来の目的である「教育」が行えないケースが出てきてしまうのではないかな、と思います。

「それは教師の腕の見せ所」という人もいますが、教師も一人の人間ですし、万能という訳ではありません。

以上から、「地毛証明書は全生徒に提出を求め、写真の提出は不要にするべき」だと思います。染髪に対しては、結論づけができませんでした…。

※あくまで個人の意見です

地毛証明書については反対意見をネットで多く見受けますが、

「もともと髪の毛の色が薄いので、地毛証明書があると先生たちから染髪していないと分かってもらえる。」

と言う賛成意見もありました。

やはり、日本人＝黒髪という意識は変えていかなければならないようです。

地毛証明書は一概に悪いものとは言えませんが、さすがに幼少期の写真の提出などは東京都もプライバシーを考慮するべきだと考えたのか、「幼少期の写真の提出は不要」と東京都教育委員会が発表しました。

確かに、スイミングを習っている方など、後天的に髪の毛の色が薄くなることもありますし、幼少期の写真の提出はやりすぎだと思います。東京だけでなく、地毛証明書は全国各地の学校で利用されている者だと思います。

今後、日本人＝黒髪の意識が弱まり、髪色に左右されない住みやすい世の中になって欲しいものです。