抜け毛と薄毛は病気のサイン?
私も中年になり、健康を気にする機会が増えてきました。
夕ご飯中に家内が「薄毛なのに健康な体ね」と言ってきました。薄毛と健康は関係無いだろと心の中で囁きました…。 私は薄毛なのに健康である事に疑問を持ちました。薄毛による病気のサインはあるのか気になり調べてみました。
正常なヘアサイクル
髪の毛は、毛根から成長し抜け落ちて再び成長するサイクルを繰り返します。
「ヘアサイクル」と呼ばれており、成長期・退行期・休止期の3区分に分類されます。 一般的に一日に50本から100本程度の髪の毛が脱毛し、新たに髪の毛が生え変わります。
「ヘアサイクル」内に収まる抜け毛は、正常なサイクルと考えられます。継続的に「ヘアサイクル」以上の髪の毛が抜け落ちると、病的な抜け毛の可能性が高いようです。
抜け毛は病的サイン?
「ヘアサイクル」以上の抜け毛が増えた場合、甲状腺の異常、鉄欠乏性貧血、膠原病が疑われます。病名だけだと難しい名前ばかりで怖いですよね。抜け毛による病気のサインを調べてみました。
甲状腺の異常
甲状腺は喉の前面部に位置します。
身体の代謝機能を調整し甲状腺ホルモンの分泌を行います。細胞の代謝に大きく関わり、異常が現れた場合は頭皮にも悪影響を及ぼします。 髪の毛は細胞から作られます。細胞の増殖を促す甲状腺の働きが少なくなれば、毛髪は伸びにくい傾向があります。
抜け毛が多くなる事や髪の毛が細くなる事が、病気のサインとも言われています。罹患者の男女比率では、女性の方が多く見られるようです。
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は、ヘモグロビンを作る材料である鉄分が不足する事で発症します。ヘモグロビンが生成されなくなり「貧血」が起こる可能性が高くなります。鉄分と毛髪には意外な関係があるのですね。
毛髪は、毛母細胞が細胞分裂する事により成長していきます。毛根は毛細血管を流れる血液から酸素と栄養を受け取ります。鉄分が不足する事によりヘモグロビンの量が減り頭皮や毛根に酸素が届きにくくなり、成長が妨げられるようです。
病気になるサインには、抜け毛が増える事や髪のボリュームが減る事があります。症状が進行すると薄毛体質になる恐れもあるので、早期発見し病院に行く事が先決です。
膠原病
膠原病は、免疫が体の中の正常な物質を異物だと誤認して攻撃し起こる病気です。誤認した免疫により毛根が傷めてしまい、脱毛が起こるようです。 膠原病は、異常な量の抜け毛が生じます。異常な量の髪の毛が抜け落ちた場合、早期に病院に行く事をおすすめします。
私の髪の毛は異常な量抜けるほど髪の量が無いですが、家内の髪が抜け落ちていた場合はすぐ病院に連れて行こうと思います…。
サインに素早く気づきましょう
自身の抜け毛の量だけでは、適切な判断をする事は難しいです。自分で判断出来ない場合は病院で診断してもらいましょう。
薄毛や抜け毛は病気の前兆というケースがあるので、薄毛や抜け毛の原因や現状を把握しましょう。
病気の予防にも繋がります。 私も頭髪の変化のサインを注意し病気に気をつけて行きたいです。健康な体でパパハゲ家を守って行きたいなと思います。