動物の体毛の役割とは
こんにちは! 動物の中で様々な理由により体毛の色を変えているものがいます。 体毛が変わる理由を調べてみました。
動物の体毛の役割
動物には、なぜ体毛が生えているかというと、体温調整や紫外線から皮膚を守るため、求愛をして子孫を残すため、生きていくためになります。
体温調整
寒い地域に住むホッキョクグマやラッコなどは長い毛が、アザラシやペンギンには短い毛が隙間なく生え、寒さに負けないよう保温に適しています。
逆に暑い地域に住むゾウやサイ、カバなどはほとんど毛がありません。毛があっては体温を下げるのに労力がかかるからです。
求愛するため
求愛目的で体毛を変化させている動物もいます。
孔雀やオシドリ達のように、オスがメスに求愛するために、オスだけが派手な羽色をしているパターンです。
メスはオスを選り好みし、パートナーに選びます。
ある種の動物のメスが派手なオスを好むとすると、外見が派手なオスはメスに選ばれ子孫を残せますが、外見が地味なオスは繁殖期間中にメスに選んでもらず子孫を残せず、自然淘汰されていきます。
自然淘汰されていく進化の過程の中で、地味なオスは残らず派手なオスが残り、どんどん他のオスより秀でているとアピールするために、オスの柄がメスと比べ派手になっていきました。
身を隠すため
ライオンやチータのような肉食獣が捕食する相手から自分のことが気づかれないように、草と同じ色をし身を隠すための毛色をしているもの。
逆に、白ウサギやフクロウなど周りの天敵から身を守るため、周囲の環境と同じ毛色でごまかすものがいます。
その中でも、赤ちゃんの時のみ、周りの環境に馴染むため、目立たなくさせるため保護色をまとうものも存在します。
保護色
保護色は、動物の赤ちゃんの時のみ外敵から身を守るための体色のことを指します。
アザラシなど大きくなると灰色になりますが、赤ちゃんのときは全身白い毛で覆われいます。
また、キングペンギンの赤ちゃんの保護色の姿をご存知でしょうか。
親は灰色の背中の毛に白いお腹、黒い頭にキリリと引き締まるオレンジ色の差し色、とても格好いい色合いです。
さて、雛はというと全身茶色のフワッフワな毛の塊になり、でふっ、としています。
まるで大きなキウイフルーツかタワシのよう。
しかも赤ちゃんは大人になるため、親からエサをたくさんもらった結果、およそ85cmもある親の体より大きくなります。
大人に近づぐにつれ、茶色のもこもこの毛の下から海の中を飛ぶ鳥の異名をもつ、水を弾く親と同じ黒い毛が出てきます。
まとめ
動物の目的によって体毛の色が違ってくるのは、それぞれの進化の過程で理由があって得たのものなので面白いと思うパパハゲでした。