動物の換毛期とは

こんにちは!

寒い季節や暖かい季節の変わり目は、犬や猫などの動物は毛が生え変わるため、部屋中に抜け毛が舞うから掃除で大変、と知り合いから聞いたことがあります。

今回はなぜ動物には換毛期が起こるのかを追求してみました。

換毛期が起きる理由

動物の毛の生え変わりのことを「換毛」と呼び、換毛がおきる季節のことを「換毛期」といいます。 換毛期は、動物の体温調整を目的として行われるものです。

 

気温が寒くなったり暑くなったりすると、私たち人間は体温を調整するため、汗をかき体温を一定に保とうとします。

 

しかし、そもそも動物は汗をかけず、自分で体温調節を行なうことが難しく、一年中同じ毛の量だと熱中症や低体温症になってしまうため、時期にあった毛の量に調節する必要があるのです。

換毛期が起きる時期は

身を守るための換毛期は、季節に応じた暑さや寒さ対策をするため、春と秋の季節に集中して起きます。

秋は、冬の季節の寒さに備え、保温効果が高い短いふわふわとしたアンダーコートがたくさん生えて、体の表面に生えるオーバーコートが多く抜けます。

 

逆に春は夏に向けてもこもこで保温効果がバッチリだったアンダーコートが抜けていきます。 冬は更に寒さを和らげる目的で毛を逆立てているため、何だかどの動物もふっくらして見えます。 

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換毛が起きるタイミング

換毛が特に激しく起きるのは、気温の変化が激しい地域原産の種のものにみられます。

 

しかし、不思議なことに暦が読めない動物に、なぜ換毛をしなくてはいけない季節が分かるかのでしょうか。

 

それは、日照時間が関係しています。 冬になるにつれ、どんどん太陽の光を浴びる時間は減り、逆に夏になるにつれ、どんどん太陽の光を浴びる時間が増えていきます。 一日に太陽を浴びる時間から、そろそろ換毛しなくてはいけないと本能的に感じ取り換毛がおきているようです。

換毛期の毛はデメリットに働く場合も

換毛期にはすごい勢いで抜け毛が増えるので、ブラッシングが大変でサボりたいという思ってしまう方もいるでしょう。

 

しかし、換毛期の毛は取り除いてあげないと、抜け毛が毛の表面で絡んでしまい毛玉の原因になるだけでなく、通気が悪くなり皮膚炎やノミやダニの温床になるなどの悪影響を及ぼしてしまいます。

換毛期には、動物の飼い主さんはこまめなブラッシングをこころがけないといけないですね。

換毛期がおきないパターンも

昨今では、室内飼いをしている犬や猫には、分かりやすい換毛期が起きないということが飼い主さんの間でささやかれているそうです。

ドバっと抜け毛が増えるのではなく、一年を通じて同じ量の毛が抜けるらし…。

 

変化した理由は、気温や明かりの違いがないことがあげられます。 換毛には日照時間が関係しているため、室内で飼われていると、夜になってもサンサンとした電球の明かりを浴び、室温も一定とした温度で保たれているため、体温調整の必要がなくなります。

 

動物たちも、急激な換毛が必要なくなったと感じているのかもしれません。

まとめ

換毛期は動物たちの生きるための術だということがわかりました。

季節の気温に合わせた進化をした動物は器用なものだなだと感心すると共に、換毛を手伝う機会があったら手伝ってあげようと思ったパパハゲでした。