マリー・アントワネットの白髪伝説とは？

今現在大ブームになっているゲーム・Fate Grand Order。

家内に誘われ始めるや否や、ストーリーに引き込まれハマってしまいました！その中でもマリー・アントワネットちゃん(ヴィヴ・ラ・フランス！)のストーリーに涙が止まりませんでした。

思わずプレイ後、マリーについて調べると、「マリー・アントワネットの白髪伝説」というものを見つけました。今回はマリーアントワネットの白髪伝説についてご紹介いたします。

マリー・アントワネットとは？

マリー・アントワネットとは、今から約300年ほど前、フランス王国のルイ16世の王妃だった人物です。

王妃と言う立場から、革命など、国の様々な争いに係わることになり（この辺は諸説あるため割愛します。）終にはギロチン処刑となってしまいました。

マリーは、元々美しい金髪よりの色だったそうです。（肖像画のマリーの髪が白く描かれているのは、当時髪の毛にお粉をふる習慣があったためだそうです。）

そんなマリーですが、不幸にも「処刑」を言い渡されたショックからか、美しいブロンドの金髪がになんと一晩で白髪になってしまったそうです！

これが、マリー・アントワネットの白髪伝説です。

人間は、強いショックやストレスを受けると、白髪や薄毛になる場合があります。

当時38歳のマリーにとって捉われの身となったり処刑を宣告されるのは、どれほど強いストレスだったでしょうか…！

しかし、どれほど強いストレスを抱えたとしても、髪の毛が一晩で、全て白髪となることは医学的にありえません。

白髪は髪を黒く染めるメラニン色素がうまく生成されず、新しく生える髪が白くなってしまい、白髪の発生となるのです。そのため、既存の黒髪がすべて白髪となる現象は考え辛いといえます。

それでは、なぜマリーに「一晩にして白髪となった」という伝説が生まれたのでしょうか。

この伝説の由来には他説ありますが、調べた中で一番有効的だな、と思った説は「処刑時の衣服が白髪に見えた」と言う説です。

マリーは処刑される際、白いドレスに白い帽子を身につけ、髪は短く切られてしまったそうです。ボリュームのある髪が印象的なマリーが短い髪に切られたことを知らなかった民衆は、マリーの帽子を髪だと思い込み、「マリーが白髪になった」と噂したのではないでしょうか。

実はこのマリーの白髪伝説、フランスではあまり有名ではありません。

元々マイナーだった伝説を、日本の国民的人気漫画「ベルサイユのばら」という漫画で取り上げたため、白髪伝説はフランスより日本で有名となったのではないでしょうか。

マリーが処刑宣告のショックから一晩で白髪になったという説は、医学的にあり得ないためあくまで「伝説」の話といえます。

とはいえ、自分もマリーが処刑された時の年齢と近いため、もし今処刑宣告などを受けたら白髪どころか抜け毛が悪化し、一晩で完全なツルツル頭となってしまいそうです。

その際は後世まで「papahageの抜け毛伝説」が語り継がれるのでしょうか…！？