野球部はなぜ坊主なの?

こんにちは!8月といえば甲子園ですね。

職場に高校野球ファンが多く、この時期は県大会や甲子園の話題で盛り上がっています。

 

高校球児といえば「坊主頭」ですが、いったいなぜ野球部は坊主頭にするのでしょうか?

野球部が坊主頭にする理由6選

高校野球連盟は、選手たちに坊主頭を強制しているわけではないそうです。しかし、甲子園を見ていると坊主頭の選手が圧倒的に多いですよね。

野球部が坊主にする理由について、調べてみました。

衛生面を配慮したため

野球部はスライディングをすると、砂埃で全身汚れてしまいます。砂埃で体が汚れたら、直ぐにシャワーを浴びたいものですが、一日を通した練習や試合が終わるまでは、シャワーを浴びることはできません。

ヘルメットをかぶっているとはいえ、髪が生えた状態で砂埃を被ると、汚れが落ちにくくなるほか、かゆみが発生する場合があります。そのため、髪を坊主にした方が衛生的となります。

床屋に行くお金を遠征や体づくりにまわすため

野球部は遠征での試合が多いほか、筋肉・体力をつけるため、食べることが非常に重要となり、遠征費や食費がかかってしまいます。

そのため、髪を美容師や床屋でつかう費用を遠征費や食費に回すべく、バリカンひとつで髪を整えられる坊主頭が推奨されるそうです。

野球部は忙しいため

学校にもよりますが、野球部はほとんど休みがないといっていいほど、日々練習に明け暮れています。(放課後はもちろん、土日は基礎練や練習試合などがあります。)

そのため、なかなか床屋へ行く時間がなく、手軽な坊主頭にするそうです。

野球に専念するため

前述の通り、野球部は非常に忙しい部活です。そのため、「今日の髪型はどうしよう」など、髪が生えていると、ヘアスタイルに気がまわってしまうため、「野球に専念する」という思いから、坊主頭にするそうです。

この考え方は先日ご紹介したお坊さんが丸刈りにする理由に通じるものがありますね。

 

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野球部員である自覚をもつため

坊主頭=野球部員としてのイメージが定着している事から、坊主頭にすることで、野球部員である自覚をもたせ、不祥事を起こさせない(不祥事が発生したら地区大会に出られないため)ようにするため、という考え方もあるようです。

確かに、他の部活動にはなかなか坊主頭の人はいませんし、坊主頭では悪さはあまりできませんね。

野球部の伝統であるため

先輩たちが坊主にしていたから、後輩たちも坊主にする…という風に、伝統が受け継がれていった結果、現在も坊主頭にする野球部員が多いという理由です。

確かに、野球部は練習時間が長いため、先輩と後輩が接する時間も長くなります。そう考えると、先輩に倣って坊主頭にする後輩たちにも納得がいきます。

野球部は必ず丸刈りにしないといけない訳ではない

甲子園を見ていると殆どの野球部が坊主頭ですが、慶応義塾仙台育英などは長髪の選手もいます。(特に、慶応義塾は40年以上前から長髪だそうです)

また、2016年に選手宣誓をつとめた小豆島高校の主将も、坊主頭ではありませんでした。小豆島高校は「坊主頭を強制すると野球が楽しめ無くなるため」という野球部の方針から、髪型は自由なのだそうです。

www.taguchizu.net

確かに坊主頭=野球部というイメージが強く、坊主頭には様々なメリットがありますが、私は甲子園の観戦では、髪型など関係なく選手たちがのびのびと野球をしている姿を見たい!という思いがあります。

今年の夏も高校野球が楽しみです!